☆単独酒蔵ツアー in福岡 part2
こんにちは!!naosanです。
今回は前回の酒蔵ツアーの続きからお話していきます。
と、その前に私事。
僕はアルコール分7度前後の低アルコール日本酒の開発、販売を協力してできる酒蔵さんをなんとなく探しながら酒蔵を回っている訳です。そして、お時間を作ってくれた酒蔵さんがあったので、その事をぶつけてみました。
何故、低アルコールにこだわるかと言うと、僕自身がお酒に弱いからです。
お酒に弱いとどうしても強い度数は嫌煙しがちになります。
特に、アルコールの限界に達した際は、突然全てのお酒が不味くなります。
また、アルコール度数が高いとやはり飲みづらくなります。
アルコールに良ければ弱い程、その傾向は強くなります。
そのため、日本酒の入門編として低アルコール日本酒が欲しいのです。
低アルコールと言えば、スパークリング日本酒もありますが、これは別物と考えて良いくらい違います。現に、僕は日本酒がダメな時期から、これは美味しく飲めました。
この様な事から、どうしても低アルコールで通常の日本酒の味と変わらない物が欲しいのです。
そうすれば、日本酒がもっと近い存在になるのではないかと思います。
以上の事を伝えてみました。
しかし、現実は厳しい物です。
酒蔵さんはとても丁寧な対応で、やんわりと説明してくれました。
今の状況では厳しいとの事。
理由は、原価の問題。
日本酒はお米から造られる物であり、お米を様々な工程を経てお酒にしていきます。
お米を溶かしながら、アルコールに変えます。それが終わるのは、アルコール度数20度程度(造り方にもよります)、仮に7度で終わらせる場合、溶けきれないかなりのお米を無駄にする事になるとの事。
すると、当然販売価格が上がります。アルコール度数が低いからと言って酒税が18.1%から変わる訳でもありません。
果たして、高い金額の低アルコール日本酒がどこまで需要があるのかとのこと。
やはり、酒蔵としては遊びでタンクを埋める訳にはいかないのが本音との事でした。
当たり前です。社員全員の命が1年の酒造りに掛かっている訳ですから。
まだまだ考えが甘いですね。
もっと勉強して下戸達が飲みやすい日本酒を開発したいです。
アイデアある方メッセージ下さい( *´艸`)
ここからは本題のツアーです。
今回は前回の続きの『山口酒造場』からです。
こちらは全国的にも庭のうぐいすシリーズが有名です。
ラベルにもうぐいすが描かれていて可愛い。
今回は純米酒の緑を買いましたが、お酒の種類によってピンクとか色々な種類があります。
どれも、とてもセンスが良いです。
日本酒もオシャレですが、外観、内観ととてもオシャレです。
1832年より酒蔵業をしているそうですが、それ以前からこの建物はあるようです。
それでも、内観や外観をリフォームするだけで、こんな綺麗になるのですから、中古住宅をリフォームして住むのも悪くないと思ってしまいまいた。
リフォームいくら掛かるかはしりませんが(笑)
ここでは、店員さんと軽くお話しましたが、忙しそうなので早々に撃退しました。
やはり、大手となると忙しそうです。
ここを出ると少し周囲を散策しました、
すると、すぐに北野天満宮がありました。
久留米にもあるんですね。
1054年に創建されたそうで、京都の北野天満宮の菅原道真の分霊を祀ったそうです。
ここは藤の花が満開では無いものの綺麗に手入れされていました。
もう少し経てば綺麗に咲き乱れるでしょう。
その後、小腹が空いたのでパン屋さんによりました。
『グー・チョキ・パン屋』と言う店名。
美味そうに感じます。
ここでは、一部のパンに使用されている燻製は全て自家製との事。週に3回燻製にしているようです。パンだけでなく燻製も手づくりとはスゴイ。
燻製好きな僕としては買わない訳にはいかないです。
燻製パンとピロシキを購入してみました。
味は間違いなく「ウマ~( *´艸`)」
写真では伝わらいのが残念なくらいです。
では、この町も後にして、次の目的地『三井の寿』さんです。
が。。。。
販売はしていませんと、入り口で早々に断られてしまったので、早々に撃退です。
ワイン酵母を使用した日本酒が欲しかったのですが残念です。
次に向かったのが、『山の壽』さんです。
ここは、つい先日200周年を迎えた酒蔵さんです。
そのため、建物も200年。
ここもスゴク立派な木を使っています。昔ながらの家は落ち着きます。
ここの特徴は女性が社長で、社員の皆さん若い。
全員40歳前後ではないかと思います。
『クレイジーレモン』等リキュールにもユニークな名前が付けられており、この近辺で初めてマンゴーリキュールを販売した酒蔵さんだそうです。
ここでは事務の方が対応してくれました。とても感じの良い女性で、事務以外にも分析の仕事も担当しているとの事。
とても丁寧な方なので、甘えさせてもらい質問を結構してしましました。
歴史やら、お酒の事やら色々。
本当に忙しい中ありがとうございます。
ここでは、販売は基本していないそうですが、奇跡的に1本だけ純米酒があったため購入。
ラベルもカッコいいし良い買い物しました。
ではでは、最後になりますが、『飛龍酒造』さんです
こちらは1899年創業の酒蔵さんです。
出荷しているお酒の殆どが、1年程度寝かせてから出荷しているそうです。
たまたま次期社長がいらっしゃったので、色々聞いてきました。
とにかく日本酒好きなのが伝わってきます。
お酒の試飲の仕方や、舌の鍛え方等も教えてくれてとても参考になりました。
以外にも、次期社長はお酒が弱いとか(笑)
ここに、お客様登場したので、努めているお姉さんにバトンタッチ。
このお姉さんは本物の下戸らしく。全くお酒が飲めないそうです。
酒蔵に努めてる人って意外に飲めない人多い気がする。
と、何だかんだ1時間以上話し込み帰宅する事に。
300㎖の瓶があったので、純米吟醸を購入。純米酒しかレパートリーにないからたまにはね(笑)
☆飲んでみた感想☆
〇山口酒造場 庭のうぐいす 特別純米酒
昔ながらのふっくらとした純米酒ですが、雑味が少なく飲みやすかったです。
後味のフレッシュ感を求める方には少し重いかもしれません。
ただ、万人受けする味。さすがです( *´艸`)
〇山の壽酒造 純米酒
こちらは庭のうぐいすと打って変わって今風。
米のふっくら感よりも米の味を爽やかに感じるため、とても飲みやすいです。
通常の日本酒がやぼったく感じる方や、飲んだ事無い方に勧めるなら間違いないと思います。
ただ、要冷蔵です。
生酒じゃないからと言って油断した自分は阿保です(;´∀`)
こちらは次期社長が仰っていましたが、今風のフルーティーな感じではなく、昔ながらの日本酒です。
昔ながらの米の甘味を感じる様に造っていますが、純米吟醸のくどくない飲み口で、程よい酸味、苦味もあり、後味の良いお酒になっています。
久々に純米吟醸を購入しましたが、やっぱり飲みやすいですね。
では、また次回!!
良い1日をヽ(*´∀`)ノ
☆単独酒蔵ツアー ㏌福岡 part1☆
こんにちは!!naosanです。
今回は酒処久留米周辺を回りました。
少し距離があるのと、少しでも多く回りたいのでコンビニの駐車場に前泊してからのスタートです。
それにしても、前泊するコンビニを探すのにも苦労しました。
地元の埼玉にいた時は、「これでもか!!」って程、大型のトラックの駐車場があるコンビニが乱立していたのに、こっちにはあまり見当たりません。
小さい駐車場に何時間も停車するのは若干気が引けます。
まっ!停めるしかないので停めましたが(;´∀`)
そして、今回最大の問題が、寝るためのマットをAmazonで頼んだのですが、間に合いませんでした。
案の定3時間程度しか熟睡できない挙句、身体中バキバキに痛い。今日1日動けるのかな~(笑)
では始まり~!!
大体の酒蔵さんは9時前後から出社しているので、それに合わせて訪問する感じになります。
ただ、その前にガソリン問題があるので、ガソリンを入れに行きます。
が。。。。
ガソリンスタンドが無い(;・∀・)
エンプティマークが点灯して、メモリは最低を越えて最大のピンチ。
一番近いガソリンスタンドは9時オープンなので、待つ事にします。
無事給油も終わりました。
出だしからつまずきましたが、1件目の酒蔵『森山酒造』さんです。
こちらは戦後に復活した蔵です。トータルで見ると100年以上続いています。
ここで検索すると仕込み水で作ったアイスキャンデーが真っ先に出てきます。
アイス好きの僕からしたら願ったり叶ったりです。
ナビで検索して到着すると、酒蔵の横に、全然違うの名前の酒販売所があります。
そのため、少し戸惑いましたが、近くにいるおじさんに声を掛ける事にしました。
すると、本人自ら対応してくれてお店の中に。
そして、このおじさんこそが社長さんでした。
社長さん自らご対応いて頂き
色々なお話をして頂きました。
まず、第一疑問は、ここの販売所の名前です。
なんで、わざわざ違う名前にしているのかを聞いてみました。
その理由は、昔はここに販売所は無く、別の場所で酒屋として販売をしていたそうです。そのため、名前を違くしていたそうです。
その名残からか、今でもワインやらプランデー、他社の日本酒も多く並んでいます。
今でもたまに他社製品も運ぶらしいです。
その後、お願いして日本酒の仕込み水である井戸水を飲ませて頂きました。
軟水との事でとても飲みやすいお水でした。
ここでも、井戸のお話をお伺いしましたが、井戸は使っていると枯れるらしいです。
それこそ何十年スパンではあるようですが。
そのため、こちらの主力の井戸は社長さんが物心ついた時よりも5m以上も深く掘ったそうです。
また、井戸の数も増やし、現在は4本あるそうです。
お金は掛るのでしょうが、美味しい井戸水が常に飲めるのは羨まし限りです。
この辺りで、少しお願い事をしていみましょう。
僕
「蔵見せてもれませんか?」
社長さん
「いいよ。」
お~!!1件目から幸先が良い( *´艸`)
蔵自体は、戦前からある物に増築した建物がいくつか繋がるような造りで、2階には昔使用していた木樽がしまってある。
1階には昔使用していた道具達が並んでいます。
実物の槽を見たのは初めてでした。
しかも、槽の使い方まで教えてくれました。
槽はお酒を搾る時の道具です。この中に、袋に入れた醪を積み重ねて入れていきます。
すると、初めは自然の重みでお酒が搾られます。
そして、その段階がおわると、大きな木の棒と滑車を使用して上から圧力を掛けながら搾り切ります。
本当に勉強になります( *´艸`)
ちなみに、この醪を入れる袋ですが結構買いに来る人が多いらしいです。
何のためにか疑問でしたが、これでバックとかを作る人がいたそうです。
僕は知りませんでしたが、オシャレのトレンドだった事があったそうな。
その時にバカ売れして、現在は3枚しか無いそうです。
僕も欲しかった~(笑)
ここが終われば、最後のイベント購入するお酒選びです。
おススメを聞いたところ、「本醸造酒を好きでよく飲みますよ」との事。
と、言われたら購入決定です。
アイスキャンディーも合わせての購入です。
ここで、社長さんから忠告が。
社長さん
「淡麗辛口のラベルが貼ってあるけど、全然淡麗では無いからね。このラベルは娘が考えてつくるから、こうなったんだよ。変に文句言って作ってもらえなくなるのは困るから言わないけど(笑)」
との事。
このやり取りは本当にほのぼのする。淡麗かとか辛口とかは感じ方人それぞれである事の典型的な例ですね。
改めて「お酒って、楽しさが先行しないといけないな」と感じました。
もちろん苦労もあるのは分かりますが。
色々、勉強させて頂き有難うございました( *´艸`)
ちなみに、おススメを飲んだ感想としては、本醸造酒らしく香は華やかで強いです。
飲んだ感想は確かに淡麗ではなくスッキリとはしてない感じでした。
ただ、最後飲み込む辺りで少し辛めを感じるので、飲み飽きせず飲めると思います( *´艸`)
アイスキャンディーもウマウマでした!!
心無しか棒が曲がっている。
いや気のせいか(笑)
次に向かったのは、『千年乃松酒造』さん。これで『ちとせのまつしゅぞう』と読みます。漢字の読み方に全く自信が無くなっています(笑)。
到着してみると、庭のうぐいすで有名な『山口酒造場』のお向かいさんだったですね。
むしろ、山口酒造場さんがノーマークだったのでビックリしました。
一気に2件も行けるのか( *´艸`)
千年乃松酒造さんの入り口は酒屋スタイルですが、老人ホームを運営しているようです。
声を掛けたら、白衣の方が対応してくれたので、かなりビックリしました。
白衣の女性
「少々待ち下さいね。」
とセカセカと中に戻って行きました。
ここは。。。。何屋さん。。。。もう廃業しているのか。。。。
と、不安を隠しきれませんが、白衣の方が戻って来てくれて案内をしてくれました。
すると、奥には大きな酒蔵が!!
そこで、出てきてくれたのが、社長さんでした。
ここでも、厚かましくお話させて頂きました。
こちらの蔵は、大きな蔵の他にもう一棟大きな建物があるようで、昔はそちらもフルにしようしながらお酒を造っていたそうです。
当時の主力は灘への桶売りだったそうです。
桶売りとは造ったお酒を、自社で販売せずに他社のラベルで他社が販売する事です。
今のOEM品に似たような感じでしょうか。
当時はその生産量は凄まじく、今の何百倍も造っていたそうで、蔵人も20~30人いたそうです。
現在は桶売りは止めて、社長さん1人で造っているそうです。
ここの蔵の主力商品は『D-one』と言う微発泡酒です。
近くの酒蔵が集まって研究した商品で、福岡に天皇陛下が来られた際に乾杯酒として使用されたそうです。
理由は教えてもれなかったそうですが、社長さん曰く、「おそらく福岡尽くしで造ったものだからだろう」との事。
使用米は『夢一献』、酵母は『福岡夢酵母1号』とのことで、正に福岡尽くし。
そのため、採用されたのではないかと社長さんは仰っていました。
ちなみに、この『D-one』は先ほど伺った森山酒造さんもプロジェクトに参加していたようです。
そうと聞いては、この『D-one』を買うしかありません。
しかし、時間は現在、午前11時。帰るのは夜です。
この火入れしていないお酒を持ち帰るのは不安で仕方ありません。
っと、心中でドギマギしていると。
社長さん
「氷入れた方が良いよね?まだまだ帰らないでしょ?」
とありがたい言葉。
厳重にビニール袋に巻き、倒れちゃいけないからと4合瓶が6本入る段ボールまで用意してくれました。
なんて優しい( ;∀;)
僕もそろそろクーラーボックスを持ち歩こうかなと思い始めました。
その後も、お酒の造り方など色々お話して頂き、酒蔵を去る事にしました。
最後に、お酒造りは楽しいかの質問しました。
社長さん
「楽しいというか面白いよね。」
との事。
僕もこんな台詞を言える大人になりたい。
今日は長くなったのでこの辺で。
次回、山口酒造場さんからです。
では良い一日を( *´艸`)
☆単独酒蔵ツアー in大分☆
こんにちは!!naosanです。
今回は大分の酒蔵にマイカーで酒蔵ツアーに行って来ました。
僕は無名有名を問わないので、面白みはないかもしれませんがお付き合い頂けると嬉しいです(´∀`)
では、我が愛車と共に北九州から出発です。
今回の目的は
①桜が散る前に桜を見よう
②酒蔵を4件以上回ろう
③お酒のカッコいい写真を撮ろう
以上の3点の目標に向かって走っていきます(*'▽')
とりあえず、1件目の酒蔵までは2時間程度です。
下に降りていけば行くほどほのぼのとした風景に変わっていきます。
そして着いたのが、公園付きの道の駅『メタセの社物産館』です。
ここはギリギリ福岡県です。
ここでは木の雑貨屋さんがあったり、大きな公園があったりとなかなか面白い場所でした。
ここの公園で良い感じの桜を見つけたので、写真をパシャリです。
しっかりと①の目的は達成です。
さてさて、ここを出て走り続けると中津市の酒蔵『旭酒造』さんに到着です。
ここの酒蔵さんは1950年前後からの運営だそうで、主に麦、米焼酎を売りにしています。
商品名としては、耶馬美人やげってんが主力商品です。
早速突撃です。
僕「すいませ~ん」
と声を掛けると、3人の男性がトラックを囲んでいました。出荷か何かでしょうか!?
僕「お酒買いに来ました」
男衆の1人「うちは販売とかしてないから、道の駅で買って。道の駅はこう行ってこう。」
と丁寧に説明してくれました。
にしても、販売してくれない事ってあるんだな~っと、思いつつ丁寧な対応に感謝です。
そして僕はさらに続けて、
僕「蔵の見学させて下さい!!」
男衆の1人「それは昔からやってないから無理だよ~。」
との事。
ですよね~(笑)
と、わずか数分で追い返されてしまったので、お城を見に行く事に。
ここのお城と言えば、『中津城』。
軍師・官兵衛でも出てきたのかな?見てないから分からないけど。。。
お城はやはり良い物です。
神社と併設されています。桜との相性も抜群で、とても良い写真が撮れました。
ただ、ずっとドローンが上空えを飛んでいたため、煩かったな~(笑)
他には、黒田官兵衛資料館等の施設もあり楽しめました。
ちなみに、ここ中津の有名な物はご存知でしょうか?
恐らく、殆どの方が好きな物です。
そう!!
と
唐揚げ
です( *´艸`)
なんと言っても、福沢諭吉は日本紙幣の王様の一万円札の方です。
僕も財布に必ずレギュラーとして入れておきたいのですが、なかなか留まってくれません。
次に、唐揚げです。
中津は唐揚げの聖地として日本唐揚協会より認定されています。
そして、発祥の地は隣町の宇佐です。
ちなみに、この協会では唐揚げの作法やら色々掲載されていますので、面白いので見てみて下さい。
さて、次の酒蔵へ向けて出発です。
次は『西の誉銘醸』さんです。
ここでも販売店はありませんが突撃です。
敷地に入ると事務所があるので、早速声を掛けました。
声を掛けると女性が対応してくれました。
ここでは、どうやら在庫がある物は買える様です。
おススメなどを聞いて、芋焼酎『諭吉』と日本酒を購入しました。
日本酒に関しての醸造は大分県の藤居酒造さんにお願いしているようです。
ここで、造られた全てのお酒には『日田天領水』が使用されています。
理由は、一度倒産して廃業したそうですが、平成に入り日田天領水の手で再建されたそうです。
言わば、日田天領水の子会社にあたる訳です。
そのため、醸す水は自社の水になります。
ちゃんとした水で醸しているので間違いないですね。
そして、お決まりですが酒蔵の見学をお願いしました。
女性店員さん「すいません。それはできません。」
僕「外から敷地内ウロウロする分には大丈夫ですか?」
女性店員さん「それなら大丈夫ですよ」
写真もOKとの事なので、早速ウロウロしました。
写真に指が。。。
こちらの煙突は現在使用されていないとの事、
昔、日本酒の醸造で使用していたそうです。
また、ここでも醸造してくれないかな~( *´艸`)
こんな感じでここも終了です。
何度か通えば中見せてくれるかな(笑)
こちらが諭吉です。
良い写真も撮れているかなと思います。
お次は『常徳屋酒造場』さんです。
こちらは少々特殊な歴史を酒蔵さんです。
とにかくこちらも突撃です。
後々聞いた話だと、こちらは裏門のようです(笑)
入って行くと、大きな倉庫の様な建物があったので、声を掛けてみました。
すると、1人の男性が快く購買所まで案内してくれました。
僕はバカなのは、購買所の写真を撮り忘れました。かなりの失態です。
ここの売りは麦焼酎!!
地元で採れた麦をハダカ麦を使用しています。
しかも、ノーマルバージョンと煎ったバージョンの2種類があります。
特に、煎った物は自慢の様です。僕はこちらを煎った物に社長さんの黄金比で水割りにした物を購入しました。
お酒弱いから度数低いのはかんり助かる(笑)
そして、社長さんの口車に乗りカボス酒も購入していまいました。
本当は各蔵1本と決めて来たのに(;´∀`)
その後、またまた酒蔵の見学をお願いしてみました。
すると。。。
男性「いいですよ」
あっさりOK!!
そして、この丁寧な男性に名前を聞くと社長さんでした。
二重の驚きに若干パニックです。
早速中に入りました。
ここは醸造タンクと熟成タンクです。
ビニールを被っているのは寝かせている焼酎です。2年寝かせるそうです。
お次は蒸留マシーンです。
左側の大きなタンクに醸造酒を入れて、高温の蒸気を掛けて蒸発させていきます。
その気化した物を冷やして、液化した物を右側のタンクで受け止めると焼酎の出来上がりです。
焼酎は蒸留マシーンの形でも大きく風味、味が変わってくるそうです。
社長さん「単純なんだけど、本当に奥が深い事だよ。」
との事でした。
次に、長期保存の部屋です。
RPG好きにはたまらない程の壺が並んでいます。
だけど、割ってはいけません(; ・`д・´)
こちらは15年貯蔵の壺です。
あと、6年で完成との事。完成したら、是非買いたいものです。
そして、この壺選びも大変だった様です。
本当は、もっと大きな物が欲しかった様です。
しかし、日本にはこの程度の大きさしかない様で、大きい物なると中国製になるそうです。
しかし、中国製は土もどんな物をしようしているか分からないし、壊れやすいそうです。
そこで、日本製に落ち着いたそうです。
壺選び一つでも大変ですね(;´∀`)
これが蒸気を作りだすマシーン。
もっと大きい物を想像していましたが、これで十分だそうです。
と、社長さんと話し過ぎました。
電話が鳴り忙しくなってきたので見学は終了です。
長い時間ありがとうございました( *´艸`)
ここで、少しこの酒蔵さんの歴史と精神です。
こちらの酒造さんは100年以上の歴史持っていますが、独立されたのは平成に入ってからです。
独立ときいてなかなかピンとは来ないですが、元々は3社合同の会社でした。
当時は焼酎ブームもあり、かなり売れたそうです。
蔵の製造量の10倍出荷していたそうで、足りない分は余力の蔵にお願いして造ってもら
って、ブレンドして販売していたそうです。
この製造部門を担当していたのが、現在の常徳屋酒造場の社長さんです。
社長さんは、その現状に納得行かずに独立したそうです。
僕が社長さんと話していた時に言っていた言葉は印象的でした。
「いくら美味しいと言われて沢山売れても、自分で造ったお酒がほとんど入っていなのだから、嬉しくもなんともないんだよね。」
この社長さんが造るお酒なら間違いないのではないでしょうか。
では、次は最後の酒蔵ですが・・・
実は行ってみたら蔵自体は廃業して、別の蔵で造って販売だけしている所でした。
それが『高野酒造』さんです。
行ってみると、女性の方が対応してくれました。
北九州の歴史や、酒蔵を無くすのは無くすで大変だったとか、色々新鮮なお話をしてもらいました。
その後、棚をゴソゴソし始め、1つの袋をくれました!
そう昔、使っていた前掛けです(`・∀・´)
僕は、初めて前掛けを貰ったので、とても嬉しかったです。
こうなったら、お酒も買いましょう!!
と思って見渡したのですが、あるのは一升瓶のみでした・・・
さすが、酒の弱い僕に一升瓶は多すぎるので、また今度四合瓶がある時にと言って帰りました。
必ず今度行きます!!
そして、今回のツアーはここで終了。
帰宅です。
さてさて、今回もドラマがあったお酒達なので、飲むのが本当に楽しみです。
では、良いお昼を( *´艸`)
☆寒北斗酒造!!naosan酒蔵見学へ パート3☆
こんにちは!!naosanです。
先日の更新からだいぶ経ってしまいました。
引っ越しやらなにやらでバタバタしていました。
そう!言い訳です(笑)
今回は酒蔵見学番外編。
酒蔵ツアーの酒蔵じゃない行った場所を書いていこうと思います。
と、その前に、以前酒蔵さんにお邪魔した際に、こんな話がありました。
「有名な大手はみんな他の酒蔵に委託して製造して、それをブレンドして出荷している。昔、ブームだった頃はうちも生産限界の10倍製造していたから、足りない分は他所の蔵で製造してもらってブレンドしていた。だけど、それで美味しいって言われも感動なんて無いんだよね。」
との事で、この方は方向性の違いから独立しました。
大手のその様な戦術は悪いとは思いません。むしろ安価で美味しいお酒が造れるため、私たちへの恩恵に授かれる訳ですから( *´艸`)
しかし、それは全て数字で管理された製造でコピーが大量にあるに過ぎず、面白みに欠ける気がしてなりません。
物は変わりますが、ラーメンがそうです。
最近ではハイレベルなラーメンチェーン店が増えました。しかも、スープ、麺、トッピングから全て数字で管理されているため、どの店も同じ味です。(たまーに怠け者店長だったりすると、奇跡の不味さもあります(笑))。
でも、それ以上でも、それ以下でもありません。
感激もありません。
僕は、日本酒、焼酎含め、そうなっていってしまうのでは無いかと心配でなりません。
大きい酒蔵のコピーを小さい酒蔵が造る。
そして、美味しいけど同じ味しか飲めない。
「今年のは良いね。」「いや!俺は去年の方が好きだ。」
こんな会話が無くなるのは寂しいものです。
現在、多くの酒関係者の目は海外に向いています。いや、酒に限らずですが。。。
海外で勝負できる酒蔵は資本がそれなりに大きな蔵に限られていると思います。
もちろん、それが資本主義。ダメであれば淘汰されていくのは分かりますが、やはり小さな味と心で勝負する酒蔵を何とか守りたい。
そのためには、やはり国内需要アップ。正確に言えば、日本のお酒に興味を持つ人の割合を増やしていかないと、コピー酒しか飲めない日が来てしまうのでは無いかと思います。
それはあまりにも寂しい現実です。
みんなで日本のお酒業界を盛り上げましょう( *´艸`)
ではでは本題の酒蔵ツアー番外編です。
前回までのパート1,2はこちら↓
今回の番外編の始まりは、酒蔵の前に行った『嘉穂劇場』。
こちらは1921年に建ち、その後天災等の影響で改築、補修を繰り返し今に至ります。
建物は全て木造です。
昔、この辺りは、炭鉱の町として栄えていたため、この様な劇場が沢山あったそうですが、現在はこの嘉穂劇場のみが残っているそうです。
もちろん今も現役。年に30~40公演程度開かれています。
それ以外の日は、見学と説明のみです。
本日はそれ以外の日なので見学、説明のみです(笑)
中に入るといきなりあるのは、お土産屋さん!
この場で買う必要はありませんが、興味深い物もあるので用心です。
さらに進んで行くと、廊下一面に貼られたポスターです。
有名人の物も多いらしく、詳しい方はかなり喜んでいました。
僕は。。。
全然分かりません(;´∀`)
どうでしょうか?
知っている方はいましたか( *´艸`)
そして、さらに奥に進んで行くと劇場です!!
写真は上の席から撮りました。下の席はいわゆる特等席です。
この特等席は写真では全く分かりませんが、手前から奥にかけて奥が少し下がる様に設計されています。
こうすると、手すりに寄りかかって見やすくなる。らしいです。。。
ちなみに、この上の席もこの手法は変わらないので、若干恐いです(;・∀・)
そして、下の座敷には何本か道がありますが、これを花道と言うそうです。
花道なんてスラムダンク以来の言葉でした(笑)
何故花道と言うかというと、『花』つまり投げ銭です。それを受け取る道だから花道らしいです。スタッフさんが説明してくれました。
舞台から見るとこんな感じです。
ここにお客さんが沢山いて、自分だけを見てもらえる思うと、最高の気分でしょうね( *´艸`)
説明は主に、この舞台の上で行われましたが、話し手の方は本当に上手で笑わせてくれました。
博多華丸大吉の片割れに似てました。
舞台上はこんな感じです。
ひな祭りシーズンだったので、巨大ひな人形がありました。
ここで、色々な衣装に着替えて記念撮影です。
こちらの写真はピンぼけしています。
何故か⁉
我々2人が、異次元のスピードで戦っているからです(笑)
なんで、僕が体半分しか入っていなのでしょうか。。。
これでは敵キャラの扱いです( ;∀;)
さらにこんな物もありました。
このフクロウに出会って以来、幸せな気がします!
小道具室。
だいぶ年季の入った物ばかりです。
きっととても価値があるものなのでしょう!!
お次は地下道です。
役者さんはこの地下道を行き来して舞台裏から外へ移動していたようです。
また、この地下には舞台を人力で回す装置があり、舞台の下から何んもの人で回していました。
ここがその場所です。とても分かりづらいですね。分かりやすい場所の写真がなんと、ピンボケで何がなんだか分からないの状態でした。
すいません( ;∀;)
地上に上がると、やはりやらなければならない物があります。
それはおみくじ!!
私は信じる訳ではありませんが、おみくじが好きです。
そのため、生まれた年齢等を加味したおみくじを2種類引きました。
結果は。。。
仕事を辞める事が決まっているのにも関わらず、
「今は動かず我慢」
との結果が。。。
もっと早く言って欲しかった(笑)
そして、結果が今一な人はこれを買えば全てが丸く収まります。
これを買えば、何でも叶うというドランゴンボールのジェネリック商品の様な物です。
僕が買ったかは内緒です。
この他にも小さいながら、資料館の部屋があります。
僕も知っているような大物にまつわる物などが展示されています。
そして、最後はお決まりのこれです。
久々に髪が生えて嬉しかったです(笑)
これで千穂劇場は終了です。
僕としては、演劇を見に来てみたいとおもいました。
そのくらい、現地は迫力があります。
あと、最後のお土産屋は注意です。
玄関先のため、入った時と同じお土産売り場ですが、売り子も増えて活気がちがいます。
油断すると買ってしまいます。
そして、この後、酒蔵の『寒北斗』さん経由して道の駅へ。
大きな道の駅では無いけど、程よい大きさで僕は好きでした。
ここでは、色々雑な感じに好意を持てます。
例えばこちら!!
サーダーアンダギーと呼ばれる沖縄の県民食です。
これが、一つだけ飛び出していました。
一個だけ足りなかったよで、この1パックのみが3個入りです。
僕は、また1つだけどこかに転がっているのではないかと探してしまいました。
そして、そして、最後はソフトクリームマシーン。
こちらが、故障しました。
みんな怒ってないけど、女の子の店員は必死にあやまっていました。
直しながら謝る店員。食べれないと分かるとどうしても食べたくなる症候群により並ぶ客。
30分以上待ったところでマシーンが回復!!
みんな嬉しそうに食べていました。
スゲー。みんな待ってたんだ(笑)
僕はこちらにしました。
芋饅頭?だったと思うのですが、これはとてもおいしかったです。
初めて食べましたが、西側ではとてもポピュラーな食べ物らしいです。
もしかした僕が知らないだけなのかも。。。
後は、野菜やら魚やらが並んでいたりと普通の道の駅とあまり変わらないです。
ただ、本当に芋饅頭はおススメです。
是非見つけたら食べてみて下さい。
この道の駅を出発するとゴールの行橋に戻って終了です。
道中、仲良くお話してくれた方々に本当に感謝です。
野球の事からお酒まで本当にありがとうございました。
では、次回!!
良い1日を( *´艸`)
☆寒北斗酒造!!naosan酒蔵見学へ パート2☆
こんにちは!!naosanです。
先日は酒蔵見学ツアーの途中までを書かせてもらいました。
普段は入れないような場所まで、丁寧に案内してくれました。
今回はその続きです。
前回まだお話していませんでしたが、醸造中のタンクを全て覗かしてもらっているさ中、若い蔵人を質問攻めにしてしましました(少し反省です)。
その中で、少し疑問がありました。
この青年は酒に詳しいが、この蔵にあまり詳しくなかったのです。
これが、不思議で不思議で仕方なかったので、このツアーを企画してくれた酒屋さんに理由を聞いてみました。
するとこんな回答が。。。
「あの青年は寒北斗酒造さんの近所の酒屋の息子さんで二代目なんです。今年は寒北斗さんの従業員がインフルエンザで足りないため、修業がてら手伝っています。」
そんな事あるんだな~って思っていましたが、酒屋さんの二代目が酒蔵修業に行く事はよくあるそうです。
僕も修業するために、醸造シーズンまで体を鍛えなくては(笑)
ここからは、タンクを覗いた次の工程。
クライマックスの瓶詰です。
瓶詰は出来上がったお酒を瓶に入れる名前の通りの作業です。
今回瓶詰するのは、火入れを一度もしていない生酒と呼ばれるお酒です。
ブランド名は『喜平太』と同じものだそうです。
ちなみに、火入れとは、酒の殺菌のために行う作業で、通常2回行う作業です。
すごく簡単に説明しましたので、気になる方いたらコメント下さい。
話が戻りまして瓶詰です。
まずはタンクからある程度酒を汲みます。
このステンレスバケツから僕たちが瓶に移し替えます。
これが瓶詰セット。
ま~。。。珍しい物は特にありません(笑)
これが瓶詰シーン。
僕らの瓶詰はこんな感じですが、通常はちゃんと機械でやっているそうです。
当たり前ですが手作業でやっていたら一生終わらない(;´∀`)
こんな感じで詰めて自分用に持って帰ります。
ラベルを貼って、寒北斗酒造の前身である玉の井酒造の札を付けてこんな感じです。
瓶詰経験が初めてだったので、我が子の様な気持ちです( *´艸`)
これが終わると、ついにお待ちかねの試飲会です。
1本1万円以上の物まで用意してくれてありがたかったです。
僕は全て一口程度飲んでいましたが、酒が弱いためか5本目辺りで顔が真っ赤。
周りの方から心配される状況でした(*´Д`)
強くなりたい。
これが終わると昼食タイムです。
僕は食べる事が大好きなので、楽しみで仕方がありません。
こんな廊下を歩き移動です。
趣があります。
これが弁当と寒北斗酒造さん特製の粕汁です。
弁当の中身は。。。
本当に僕自身バカなのですが、撮り忘れました。
ただ、スゴク豪華です。これだけは言えます。スゴク豪華です。
さらに、日本酒の試飲会のお酒も飲み放題。
ちなみに、昼食は2テーブルに分かれましたが、こちらには安めのお酒。
こちらのテーブルの人たちは「ズル~い」なんて笑いながら盛り上がる一幕もあり、大いに盛り上がりました( *´艸`)
僕はもうお酒のキャパを越えていたので、緑茶が本当に美味しかったです。
この後も、寒北斗酒造さんの社長とお話したり、みなさんとお話したりと楽しく過ごし、最後に余ったお酒の争奪じゃんけん大会。
見事に僕も勝たせてもらい1本ゲット。
純米吟醸を頂きました。
そして、食事も終わり、寒北斗酒造さんとの別れの時です。
本当に良い思い出をありがとうございました。
また来るよ~!!
写真撮ろうとしたら、「もう写真には写れんよ~」って顔を隠す社員さんがとても良かったです。
次はこのツアーの酒蔵以外のスポットご紹介します。
ではでは!!良い一日を( *´艸`)
☆寒北斗酒造!!naosan酒蔵見学へ☆
こんにちは!!naosanです。
雪やら何やらで、寒く大変だったシーズンも過ぎ、やっと暖かくなり始めて毎日の動きも良くなって来ました。
こんな時は日向ぼっこをしながらBBQでお酒を飲みたいものです。
いつか、賛同してくれる人がいたら集まって実行したいものです( *´艸`)
所で最近。。。て訳でもありませんが、ロンドンで日本酒造りを始めた酒造があるとか。しかも外国人夫婦が立ち上げたとかで僕の驚きは凄ったです。
2人は日本旅行で出会った日本酒に魅せられて、自宅アパートで趣味程度で日本酒を造り始めたそうです。
確かに、日本でも陰でこっそりと造っている人もいますが、まさか外国人がそこまでして造る事も驚きです。
しかし、彼らの情熱は趣味では終わりません。
なんと。。。
日本酒の酒蔵を作ってしまいました!!
スゲ~よ。まじスゲ~よ(;・∀・)
旦那さんが単身日本に再来訪。酒蔵で修業した後、資金を集めて狭いながら開業。
その大きさ25㎡。。。
こんなん倉庫やん(笑)
でも、そこは立派な酒蔵!!
イギリスの大手スーパーにも卸すようになったそうです。
人間、成せば成る物ですね。僕も頑張ります( *´艸`)
さて、ここからが本題の酒蔵見学ツアーに参加した話です。
ツアーの内容はこんな感じです。
〇嘉穂劇場
演劇会場です。
〇寒北斗酒造見学
酒蔵見学と昼食
〇一太郎
年賀状ソフト。。。じゃないよ。道の駅です(笑)
これを朝から一日かけて回ります。
初めはボリューム的に少ないかな~って感じましたが、回ってみると一つ一つがとても濃い。せかせか動きたくないですしね( *´艸`)
ちなみに今回は、酒蔵見学から書いて、その後残り2つも書くので、気になる方は是非是非最後まで読んでみて下さい。
ではでは、寒北斗酒造さんの酒蔵見学です。
こちらは創業280年ととても歴史がある酒蔵さんです。
酒造りを始めた理由は、近くの酒蔵が年貢米の支払いができないため、立て替えて収めたそうです。その時に担保にしたのが、酒蔵キット一式でした。
そして、その酒蔵は結局年貢米が返せなかったため、担保に取った酒蔵キットを貰い、酒造りを始めたそです。
人生ってそんな事もあるよね。。。いや無いよ( ゚Д゚)
建物は途中で建て替えましたが、それでも100年以上前から建っているとのこと。
建物中立派な木を使っています。
ちなみに、他にも蔵などの建物が敷地内にありますが、そのうちの幾つかは国の登録有形文化財となっています。
でわでわ酒蔵見学スタートです!!
まずは帽子です。
これを着用しないとお酒に入ってしまうかもしれませんからね。
恥ずかしいのであんまりポーズとか気にしないで下さい。
こんな感じで帽子を被ったのですが、何か懐かしい感じが。。。
そうです。僕は一時ニュージーランドでキュウイフルーツの仕事についていました。
その時に被っていた物と全く同じものでした。
国は違えど、使用するものは一緒な事にのっけから感動しました。
準備をしたら、少し歴史のお話をして「いざ!!出陣!!」
こちらはビン詰め工場。
今日は瓶詰はお休みでした。
瓶詰はどんな感じなんだろうか⁉アサヒビールの工場見学際に見た瓶詰と似ているのだろうか⁉とても気になります。
次は米倉庫。
こちらでは精米所が無いため、精米したお米を入荷しています。
種類によって置く場所が決まってどれがどのくらい残っているか一目で分かるようになっています。もう2月の中旬という事もあり、かなり減っていました。
大吟醸用に関しては殆ど残っていませんでした。
もうすぐ春ですね( *´艸`)
ちなみに扱っているのは、『山田錦』『雄町』『夢一献』『寿限無』だそうです。
お次は、洗米、浸水の作業です。
浸水はストップウォッチで秒単位で管理します。
少しでも違えば完成した酒の出来が違くなるらしく、とても重要な工程です。
案内してくれた社長さんは「一麹、二酛、三造りと重要な工程はありますが、浸水で失敗すると全てダメになる。」
ここから気を抜けないとは、お酒造りは大変な作業です。
ちなみに、ほとんどの作業者は素手でした。
こんな冷水の中信じられん(;・∀・)
お次は、蒸した米を冷やすマシーン。
実は蒸し器が浸水していた場所の横にあり、そこで蒸した米をここで冷やします。
方法は、機械の中にコンベアがあり、そこに米を広げてコンベアの上に流すと外気により、蒸し米が冷めるという仕組み。
これをしっかりしないと麹造りが上手くいかないとの事です。
こちらは麹室。
『一麹、二酛、三造り』の一の部分。
部屋の温度30度を超え、この中で蒸し米に麹菌を混ぜて、寝かせて繁殖させていきます。
部屋の温度が高いため、ここの担当者は1シーズンで7㎏程度痩せてしまうそうです。
激務すぎるが。。。。痩せるのは羨ましい( *´艸`)
ちなみに、僕の祖父の家は江戸時代から続く(らしい)老舗味噌屋です。
そのため、何度麹室に入って作業をした事がありますが、スゲー暑いし独特の匂いにやられました。今は匂いは大丈夫です。
そして、ここの担当者は2時間おきに麹米の温度を確認します。米の箱の真ん中にあるのが温度計です。この作業は夜中でも繰り返し行います。
これまた激務。美味しいお酒をありがとう( *´艸`)
これは麹菌のついた麹米。
薄っすら白くなっているのが分かるでしょうか?
こうやって繁殖していきます。
麹は常に水分を目指して、進んで行くそうです。
そのため、蒸し米の中心の水分目指して米深くに侵食していきます。
そのため、部屋の湿度はかなり低く保たれています。
部屋の湿度が高いと蒸し米への浸食が上手くいかないとか。
生き物を利用するのは大変です(;´∀`)
お次は『一麹、二酛、三造り』の二酛です。
ここで、麹を生やした麹米と米と水、そして、乳酸と酵母を入れて酵母を急激に増やします。
ここで、失敗すると、欲しい酵母以外の酵母や雑菌等が繁殖してしまうため、他の菌の侵入を許さずに培養する事が必要になります。
さてさて、ここまで来ると酒造りの大詰めかと思います。
『一麹、二酛、三造り』の三造りです。
ここでお酒になるまで寝かせます。
期間は2週間~1ヵ月程度だそうです。
先程できた酒母(酛)に対して、蒸し米、水、麹(麹米)を投入、その後、2回に分けて蒸し米、水、麹(麹米)を投入していきます。
これが世に言う三段仕込みです。
僕のお腹も三段で困っています(;´∀`)
。。。。。。
余計な事をすいません。
これが発酵している様子。
ブクブク泡が出てきます。
このカメラ位置から匂いを嗅いでみると、程よい甘い匂いです。
しかし、手で少し下の方から空気を持ってくると鼻の奥がいたくなるくらいの強烈な痛さ。表現すると超強力炭酸を鼻に入れた感じ。。。。伝わらないよね。。。。(笑)
とにかく強力でした。
ちなみに、これらのタンクはあの『久保田』で有名な朝日酒造から譲り受けた物だそうです。
どんな繋がりがあるともらえるのでしょうか!?気になります(笑)
さらに発酵の進んだタンクがこれ。
そうとう元気に暴れてる。
恐いからもう匂いは嗅ぎません( ゚Д゚)
さてさて、ここまでで結構長くなったので、続きは後日にしようと思います。
後日は瓶詰からかな!?
ここまで読んでくれてありがとうございました。
ではでは、良い夜を( *´艸`)
☆たかちよ 高千代酒造☆
こんにちは!!naosanです。
今回は高千代酒造(`・∀・´)
とは言っても行ってきた訳ではありません。
新潟の南魚沼市はさすがに遠いし、雪もあって雪素人の僕はが行ったら大変な事になるでしょう!
そんな時にこんな離れた場所のお酒を飲める酒屋さんには感謝の言葉しかありません。
てな訳で今回はこれだ〜!!
・精米歩合 69%
・使用米 愛山100%
・アルコール度数 16%
・使用酵母 協会1801号
・内容量 500ml
酒屋さんに「香りの高さは気にしないから、とにかく米の味を感じる物が欲しいっす」
って言ったら出て来た。
こんな言い方をして生酒ご出て来るとは予想もしていなかった・・・
実は前日に他にも生酒を2本買ってしまっていたのです。
生酒はあんまり放置したくない。
何せお酒が沢山飲めないから、なかなか減らないのよ〜(T ^ T)
でも、勧めてもらって買わないのは僕の心情にあらず。
「限界超えて毎日飲めば大丈夫」
そう心に決めて購入!
500mlだしね(笑)
そして、早速我が家で飲む!
香り関係ないって言ったけど、しっかりと香って来ます。
米っぽい香りでありながら、生酒っぽいフレッシュな感じ。生酒ではない物のどっしりとした米の匂いともまた違う感じでした(生酒なので当たり前か)。
口に含むと、米っす!
ご飯をよく噛み食べながら、そこに炭酸水を口に入れた感じ。炭酸水はレモンフレーバー付きだとイメージしやすいかもしれません。
「えっ!?よく分からない?」
飲めば分かってくれると思います。味の表現は常にそんな感じかと(笑)
ちなみに生酒なので微炭酸。開封何日かはシュワシュワします。
ではでは、スペックを少し見ていきましょう!
使用米である愛山。
調べてみました!
1949年生まれ。なかなか歴史を感じます。
お母さんは『愛山117』。
お父さんは『山雄67』なんとなんと山田錦と雄町の子供。
という事は酒米のサラブレッドの親をお父さんを持って生まれた酒米って事になります。
競馬で言えば、ディープインパクトの子供と言う辺りでしょうか!?
競馬詳しい方お願いします(笑)
そして、1愛山は兵庫県発祥の酒米らしく、かなり限定された地域で生産されているようで、一時は灘の剣菱と言う酒蔵が独占していたとか。
それを熱意ある酒蔵さん達が口説き落として生産を初めて広まりを見せているようです。
しかし、驚いた事に造ったお酒が愛山らしさが足りない場合は世に出る事が出来ないと言う鉄の掟があるとかないとか。凄まじい((((;゚Д゚))))
特徴としては、心白(米の中心の白い部分これが大きいと酒米向き)が大きいため、しっかりとした味の日本酒を作りやすいようですが、精米歩合を意識したお酒は造りづらい様です。
そして、何より栽培が激ムズ!
酒米の王様の山田錦もかなり難しいのですが、愛山はそれを上回るとの事。
そのため、米の単価も高めになっている様です。
これは作り手にとってはギャンブルですね(´・ω・`)
ちなみに僕は、ギャンブルには弱いので、とても手を出せません。
愛山の特徴はこんな所でしょうか。
次は使用酵母!
の前に酵母について少しだけ(`・∀・´)
酵母は発酵食品によく使われています。
僕が1番食する酵母食品はパンでしょうか(断然ご飯好きですが)。
このパンの酵母とは働き、役目は違いますが、日本酒も酵母を使った飲み物になります。
日本酒の酵母は唐を食べて、アルコールと二酸化炭素を吐き出します。
そして、酵母の種類によっては匂い成分を多く吐き出したりもします。
そのため、日本酒作成の酵母は色々の種類が用意されています。
酵母の特徴まで理解して飲めたら、かなり楽しそうです(´∀`)
そして、ここに使われているのは協会1801号(高エステル生成酵母)。
協会酵母1601号と9号(901号)を掛け合わせて作られたようです。
ちなみに、山田錦を精米歩合35%まで磨いて、9号(熊本酵母)と合わせれば最強って事で、YK35なんて言葉もあります。
そんな親を持つのだから、先程の酒米『愛山』同様にすげー奴が出て来てしまうのですよ(`・∀・´)
特徴としては。。。
1.酢酸イソアミル及び、カプロン酸エチル高生産性
3.酸度が少ない
最初の方の意味。。。
分からんってなりますよね(笑)
簡単に言うと!!
1の効果でバナナやらリンゴの様な香りを放ち!
2の効果でイソアミルアルコールの酸化した匂いが抑えられる!
3の効果で酸味が控えめ!
ってなお酒が出来上がります。
たぶん、この酵母を使ったお酒は全体的に飲みやすい物が出来上がるのかな〜って感じます。
あくまで僕の感想ですよ(´・ω・`)
ちなみに『たかちよ』は以前にも1度飲んでいました。
それがこちら!!
初めて飲んだ生酒であります。
お米から造ったとは思えないくらいの、フルーツ風味。
バナナジュースの全くくどくないバージョン!?
いや!バナナ水が正しいか!
そんな感じのお酒でした(*´ω`*)
ではでは、まだまだ寒いですが良い1日を(`・∀・´)