下戸の酒蔵

酒に弱いが酒は大好き!!飲めない、苦手だけどお酒を楽しみたい *´艸`)

☆寒北斗酒造!!naosan酒蔵見学へ☆

こんにちは!!naosanです。

 

雪やら何やらで、寒く大変だったシーズンも過ぎ、やっと暖かくなり始めて毎日の動きも良くなって来ました。

こんな時は日向ぼっこをしながらBBQでお酒を飲みたいものです。

いつか、賛同してくれる人がいたら集まって実行したいものです( *´艸`)

 

所で最近。。。て訳でもありませんが、ロンドンで日本酒造りを始めた酒造があるとか。しかも外国人夫婦が立ち上げたとかで僕の驚きは凄ったです。

2人は日本旅行で出会った日本酒に魅せられて、自宅アパートで趣味程度で日本酒を造り始めたそうです。

確かに、日本でも陰でこっそりと造っている人もいますが、まさか外国人がそこまでして造る事も驚きです。

しかし、彼らの情熱は趣味では終わりません。

なんと。。。

日本酒の酒蔵を作ってしまいました!!

スゲ~よ。まじスゲ~よ(;・∀・)

旦那さんが単身日本に再来訪。酒蔵で修業した後、資金を集めて狭いながら開業。

その大きさ25㎡。。。

こんなん倉庫やん(笑)

でも、そこは立派な酒蔵!!

イギリスの大手スーパーにも卸すようになったそうです。

人間、成せば成る物ですね。僕も頑張ります( *´艸`)

 

さて、ここからが本題の酒蔵見学ツアーに参加した話です。

ツアーの内容はこんな感じです。

 

嘉穂劇場

演劇会場です。

〇寒北斗酒造見学

酒蔵見学と昼食

一太郎

年賀状ソフト。。。じゃないよ。道の駅です(笑)

 

これを朝から一日かけて回ります。

初めはボリューム的に少ないかな~って感じましたが、回ってみると一つ一つがとても濃い。せかせか動きたくないですしね( *´艸`)

ちなみに今回は、酒蔵見学から書いて、その後残り2つも書くので、気になる方は是非是非最後まで読んでみて下さい。

 

ではでは、寒北斗酒造さんの酒蔵見学です。

こちらは創業280年ととても歴史がある酒蔵さんです。

酒造りを始めた理由は、近くの酒蔵が年貢米の支払いができないため、立て替えて収めたそうです。その時に担保にしたのが、酒蔵キット一式でした。

そして、その酒蔵は結局年貢米が返せなかったため、担保に取った酒蔵キットを貰い、酒造りを始めたそです。

人生ってそんな事もあるよね。。。いや無いよ( ゚Д゚)

 

建物は途中で建て替えましたが、それでも100年以上前から建っているとのこと。

建物中立派な木を使っています。

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ちなみに、他にも蔵などの建物が敷地内にありますが、そのうちの幾つかは国の登録有形文化財となっています。

 

でわでわ酒蔵見学スタートです!!

 

まずは帽子です。

これを着用しないとお酒に入ってしまうかもしれませんからね。

恥ずかしいのであんまりポーズとか気にしないで下さい。

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こんな感じで帽子を被ったのですが、何か懐かしい感じが。。。

そうです。僕は一時ニュージーランドでキュウイフルーツの仕事についていました。

その時に被っていた物と全く同じものでした。

国は違えど、使用するものは一緒な事にのっけから感動しました。

 

準備をしたら、少し歴史のお話をして「いざ!!出陣!!」

 

こちらはビン詰め工場。

今日は瓶詰はお休みでした。

瓶詰はどんな感じなんだろうか⁉アサヒビールの工場見学際に見た瓶詰と似ているのだろうか⁉とても気になります。

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次は米倉庫。

こちらでは精米所が無いため、精米したお米を入荷しています。

種類によって置く場所が決まってどれがどのくらい残っているか一目で分かるようになっています。もう2月の中旬という事もあり、かなり減っていました。

大吟醸用に関しては殆ど残っていませんでした。

もうすぐ春ですね( *´艸`)

ちなみに扱っているのは、『山田錦』『雄町』『夢一献』『寿限無』だそうです。

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 お次は、洗米、浸水の作業です。

浸水はストップウォッチで秒単位で管理します。

少しでも違えば完成した酒の出来が違くなるらしく、とても重要な工程です。

案内してくれた社長さんは「一麹、二酛、三造りと重要な工程はありますが、浸水で失敗すると全てダメになる。」

ここから気を抜けないとは、お酒造りは大変な作業です。

ちなみに、ほとんどの作業者は素手でした。

こんな冷水の中信じられん(;・∀・)

 

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お次は、蒸した米を冷やすマシーン。

実は蒸し器が浸水していた場所の横にあり、そこで蒸した米をここで冷やします。

方法は、機械の中にコンベアがあり、そこに米を広げてコンベアの上に流すと外気により、蒸し米が冷めるという仕組み。

これをしっかりしないと麹造りが上手くいかないとの事です。

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こちらは麹室。

『一麹、二酛、三造り』の一の部分。

部屋の温度30度を超え、この中で蒸し米に麹菌を混ぜて、寝かせて繁殖させていきます。

部屋の温度が高いため、ここの担当者は1シーズンで7㎏程度痩せてしまうそうです。

激務すぎるが。。。。痩せるのは羨ましい( *´艸`)

ちなみに、僕の祖父の家は江戸時代から続く(らしい)老舗味噌屋です。

そのため、何度麹室に入って作業をした事がありますが、スゲー暑いし独特の匂いにやられました。今は匂いは大丈夫です。

そして、ここの担当者は2時間おきに麹米の温度を確認します。米の箱の真ん中にあるのが温度計です。この作業は夜中でも繰り返し行います。

これまた激務。美味しいお酒をありがとう( *´艸`)

 

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これは麹菌のついた麹米。

薄っすら白くなっているのが分かるでしょうか?

こうやって繁殖していきます。

麹は常に水分を目指して、進んで行くそうです。

そのため、蒸し米の中心の水分目指して米深くに侵食していきます。

そのため、部屋の湿度はかなり低く保たれています。

部屋の湿度が高いと蒸し米への浸食が上手くいかないとか。

生き物を利用するのは大変です(;´∀`)

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お次は『一麹、二酛、三造り』の二酛です。

ここで、麹を生やした麹米と米と水、そして、乳酸と酵母を入れて酵母を急激に増やします。

ここで、失敗すると、欲しい酵母以外の酵母や雑菌等が繁殖してしまうため、他の菌の侵入を許さずに培養する事が必要になります。

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さてさて、ここまで来ると酒造りの大詰めかと思います。

『一麹、二酛、三造り』の三造りです。

ここでお酒になるまで寝かせます。

期間は2週間~1ヵ月程度だそうです。

先程できた酒母(酛)に対して、蒸し米、水、麹(麹米)を投入、その後、2回に分けて蒸し米、水、麹(麹米)を投入していきます。

これが世に言う三段仕込みです。

僕のお腹も三段で困っています(;´∀`)

。。。。。。

余計な事をすいません。

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これが発酵している様子。

ブクブク泡が出てきます。

このカメラ位置から匂いを嗅いでみると、程よい甘い匂いです。

しかし、手で少し下の方から空気を持ってくると鼻の奥がいたくなるくらいの強烈な痛さ。表現すると超強力炭酸を鼻に入れた感じ。。。。伝わらないよね。。。。(笑)

とにかく強力でした。

 ちなみに、これらのタンクはあの『久保田』で有名な朝日酒造から譲り受けた物だそうです。

どんな繋がりがあるともらえるのでしょうか!?気になります(笑)

 

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さらに発酵の進んだタンクがこれ。

そうとう元気に暴れてる。

恐いからもう匂いは嗅ぎません( ゚Д゚)

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さてさて、ここまでで結構長くなったので、続きは後日にしようと思います。

後日は瓶詰からかな!?

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

ではでは、良い夜を( *´艸`)